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体の贈り物 ★★★★★

体の贈り物 (レベッカ・ブラウン著 柴田元幸 訳/マガジンハウス)
エイズ患者のホームケアワーカーが訪ねる患者たちとのふれあい。
素晴らしい!久々に、この本はいい!と思いました。 淡々とした語り口、読者に対する説明らしきものは一切無く、読み進むうちに登場人物たちの背景がうっすらと見えてくる。こういった小説、好きです。私は内容を全く知らずに読み始めたので、それがまた良かった。
淡々とした雰囲気は、江國香織に似ているかな。でも、江國ほどに感情豊かではなく、その押さえ具合がリアルです。静かな、温かい文章は、胸にググッときます。
訳文がいいのかもしれません。短編集なので、原文にトライするのもいいかも。

新潮文庫でも出ているようです(買おうかしら)。短編集なので読むのに時間はかかりません。まずは最初の一編を書店で立ち読みしてみてください。良さがわかってもらえるのと思います。

家庭の医学 (レベッカ・ブラウン著 柴田元幸 訳/朝日新聞社) ★★★☆
著者が癌を患った母親を介護し、看取るまで。これも短編集です。
自分の体験に基づく内容だからか、こちらの作品の方が感情が表に出ています。良い作品ですが、個人的には 『体の贈り物』 の方が好きです。

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コメント

あとで知ったのですが、この本、日本でベストセラーになったようですね。知らなかったな・・・(エヘ)

投稿: aquamouse | 2006/03/29 19:09

ワシもレベッカ・ブラウン、かなり好きよ。
「若かったころ」(確かそんなタイトルだったハズ、うろ覚え・・)も面白かったよ。レベッカ・ブラウンは追って読んでいくと、あーこの人はそういうふうに年月を重ねているんだーとしみじみすることが多いと思うワ。そーなのよ、原文でもシンプルな英語で読みやすいよー。

投稿: rt | 2006/07/08 16:20

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