クライマーズ・ハイ★★★★

映画予告編を見て「面白そうだな」と思い、その後、待ち合わせの時間潰しに立ち寄った書店で購入。しばらく放置していましたが、読み始めたら面白さにビックリ。久々ヒット!

新聞社が舞台、登場人物はほぼ男性。話しの軸になる日航機墜落事故よりも、登場人物たちの描写が生々しく、彼らのぶつかり合い、その迫力はまるで映像を見ているかのような臨場感があり、グングン引き込まれる。
電車で座れても読み続け(いつもなら寝るのに!)、降りる駅に気付かず乗り過ごし(トホホ)…

主人公は「悠木」という名前。彼の心理描写を読んでいるとイラッとするのに、なぜか嫌いにならないのは名前のせいか?
「悠木」という字は、スラッとスマートな爽やかハンサムを想像させる。と思うのは私だけなのだろうか。
とはいえ、彼に主人公たりうる魅力を感じるまでには至らず、星一つマイナスです。この話しの主人公は、カッコ良くあってほしかった…と、感じるのです。

横山秀夫は初めて読んだが、他の作品も面白いのかな?
だったら是非、読んでみたいものだ。

映画、見ようか、どうしようか…(笑)

| | コメント (1)

犬身(けんしん)★★★

職場の人と「チーム・バチスタ(小説)は面白いよね〜」と盛り上がった後に、「最近、面白い本ありました?」と尋ねたところ、「結構面白かった」と奨められた小説、松浦理英子「犬身」。
バチスタ的面白さ(思わず笑ってしまうような)かと思っていたら、それとは赴きが異なり、ストーリー物としての面白さがありました。

「犬身」というタイトルと「ケンシン」という音から、カフカの「変身」を思い出したが、作者もそれを意識していたのだろうか?と、少し思ってしまう。内容はかなり異なるので、「少し」だけ、思ってしまうわけだけど。
ファンタジックだけれど、あまりフワフワしていない、どちらかというと暗い話し、という分類になるのかなぁ。

犬の性質やらに触れる描写がチョイチョイ出てくるので、犬が好きな人のほうが楽しめる内容と言えるかも。
犬に興味の無い人にとっては「面白いか?」となる可能性もあると思われるため★みっつ。大人のファンタジー好きならイケるかも?
余談ですが、犬好きには何ともたまらない。と私と母の意見が一致した小説として、乃波アサ「凍える牙」を挙げておきます。こちらもバチスタ的面白さではないんだけれど。

| | コメント (3)

チーム・バチスタの栄光★★★★

随分前に図書館で予約していた本が、忘れた頃にやってきた。

いやー面白かったです、久々にヒット♪一気に読んでしまいました。第四回『このミス』大賞作品。
途中から出てきた白鳥(だったかな)がサイコーに面白く、まぁ巻末の審査員のコメントにもあったとおり「イン・ザ・プール」シリーズの伊良部医師とカブったのは確かだけど、笑えました。彼の登場で一気に面白くなりました。私はああいうキャラ好きなんだな、きっと(笑)。

ってわけで、これも伊良部医師シリーズ同様、シリーズ化されているので、続編も図書館で予約をしちゃいました。でも予約している人多数なので、いつ来ることか・・・

| | コメント (0)

体の贈り物 ★★★★★

体の贈り物 (レベッカ・ブラウン著 柴田元幸 訳/マガジンハウス)
エイズ患者のホームケアワーカーが訪ねる患者たちとのふれあい。
素晴らしい!久々に、この本はいい!と思いました。 淡々とした語り口、読者に対する説明らしきものは一切無く、読み進むうちに登場人物たちの背景がうっすらと見えてくる。こういった小説、好きです。私は内容を全く知らずに読み始めたので、それがまた良かった。
淡々とした雰囲気は、江國香織に似ているかな。でも、江國ほどに感情豊かではなく、その押さえ具合がリアルです。静かな、温かい文章は、胸にググッときます。
訳文がいいのかもしれません。短編集なので、原文にトライするのもいいかも。

新潮文庫でも出ているようです(買おうかしら)。短編集なので読むのに時間はかかりません。まずは最初の一編を書店で立ち読みしてみてください。良さがわかってもらえるのと思います。

家庭の医学 (レベッカ・ブラウン著 柴田元幸 訳/朝日新聞社) ★★★☆
著者が癌を患った母親を介護し、看取るまで。これも短編集です。
自分の体験に基づく内容だからか、こちらの作品の方が感情が表に出ています。良い作品ですが、個人的には 『体の贈り物』 の方が好きです。

| | コメント (2)

ダ・ヴィンチ・コード ★★

ダ・ヴィンチ・コード(ダン・ブラウン著/角川書店)
正月に読みました。あっという間に読めてしまいました。
面白いか、と聞かれれば、面白いんだけど、なんていうか、いかにもアメリカの作家が書いた、って感じ。わかるかなぁ?ハリウッド映画っぽい、というか。実際に映画化されるし。すっかり私の頭の中では主人公とヒロインが、トム・ハンクスとオドレイ・トトゥでした(笑)。

先に読み終えたクウネルタベルに「読んでいて怪しいと思えるところが、ことごとく、後で何かにつながるんだよ~。伏線っぽいのが、全部伏線なの!」と言われて読み始めたせいか、「これ怪しい」→「やっぱりね」 の連続で、「やられた!」と言う部分が全くないのにビックリ。
美術や数学、宗教に関しては作者もいろいろ調べたんだろうなぁ~とは思うんだけど、ミステリとしては、とっても浅い・・・。ううむ。
最後の暗号も、すぐわかるし。事件を操っていた犯人が解ってからのエピソードも余計だし。

冒頭から主人公が「一年前の事件で自分が世間から注目を浴びた」ことについて、やたら言及するので、これが何か関係あるのかと思ったのだが、何も出てこないので著者紹介欄を読んだら、この小説はシリーズものの二作目らしく、一年前の事件とは、前作を指しているだけのようだ。紛らわしい。三作目もあるらしいが、一作目・三作目を読む気はしません。
映画も見ないだろうなぁ~。

というわけで、ミステリとして読むのでしたらオススメしません。とりあえず、売れたし、読んでみるか。という軽い気分でならアリかな?

| | コメント (1)

世界の中心で、愛をさけぶ ★

いまさら・・・?第二弾(笑)。
世界の中心で、愛をさけぶ(片山恭一著/小学館)
これも図書館で予約していました。今年3月に予約したときに「年内には回ってこないかもしれません」と言われたのだが、思ったより早く回ってきたのは、短い小説なので借りた人たちが期限前に返却したからだろうか?

クウネルタベルが先に読んだのだが、第一声が「字が大きい」。
最近の若人の活字離れを食い止めようと、短めの小説を大きい字で、さらに余白を大きく取って、厚めのハードカバーにし、「読んだ~!」という満足感を持たせる戦略が流行ってるらすぃいよ~((C)ココリコミラクルタイプ)。
決して本を早く読める方ではないクウネルタベルが3時間で読み終えた。
「電車で読まないほうがいいよ」だって。泣くから、ということらしい。
彼は朝の通勤電車で「いま、会いにゆきます(市川拓司/小学館)」を読んで嗚咽をもらしつつ泣いたらしい。
どうでもいいけど、これも小学館なのかぁ・・・へぇ・・・。

と、言われたが電車で読みました。オホホ
う~ん。。。どうしてこれが売れたのか?わからんぞ。
センチメンタル一辺倒で、主人公の男の子の独白が殆ど、恋人が死んで泣かせる、というオチ。
好きじゃないなぁ。
どこがどう、というのではないが、文章も好きじゃない。
淡々と読んでしまい、泣きませんでした。
因みに、映画は普通に良かった。っていうのは大沢たかお・森山未來が良かったからかなぁ。

映画を見てから原作を読んで、ハマったのは江國香織。
「きらきらひかる」を見てから読んだら、大ハマリ。いやはや。
友人にも薦めました。気に入ってもらえました。
この映画は当時好きだった豊川悦司と筒井道隆が出ていたから見たのだが、映画では薬師丸ひろ子が良かった。この人、演技上手なんだなぁ~と思った。
マンガでは、望月峯太郎。
「バタアシ金魚」を見てから読んだら、バカハマリ。いやはや!
これも友人たち(別名マンガ友達)に薦めました。反応は芳しくありませんでした。なぜ?
この映画も筒井道隆が出ていたから見たのだが、映画自体もとっても気に入ってビデオを何度も見ました。
その後、またもや映画化された「ドラゴンヘッド」の良さはさっぱりわからないんだけど。
この人の作品は「バタアシ金魚」と「お茶の間」が一番いい。カオル、カッコいい!!くぅぅ~~!!そういえば「お茶の間」はドラマ化されたなぁ。
奇しくも、「きらきらひかる」と「バタアシ金魚」、2つの映画は同じ監督だったりする。

世界の中心で、愛をさけぶ とりあえず売れた本だし、読んでみてもいいんじゃない?

| | コメント (2)

電車男 ★★

電車男(中野独人著/新潮社)を読みました。いまさら・・・(苦笑)
今年の春に図書館で予約を入れて、やっと借りることができたのです。さすがに買う気にはならないし、周りに買った人もいないし。

マンガのような感覚でパァーーッと読める本です。ストーリーもマンガっぽいし、掲示板だから文章も軽いし。
私の頭の中では電車男は昔の知り合いになってました、なんだかやたら似てるんだ、これが。(笑)
元の掲示板から編集してあるから、2ちゃんねるにありがちな下品な書き込みを見ることも無く、なかなか楽しめました。いろんなツッコミが面白く、声を出して笑うことも。

声を出して笑うと言えば、私はテレビを見ていて声を出して笑うことがしばしばありますが、そんな私を母は「おかしな子ねぇ」と言っていた。母の感覚では、テレビを見て声を出して笑うなんてありえないらしい。
しかし、クウネルタベルも声を出して笑う、私よりも大きい声で。二人一緒に笑ってしまったときなどは、きっと家の外にまで笑い声が響いていることだろう。迷惑な家だ。

電車男、時間潰しに軽く読むにはいいかな。

| | コメント (0)